「ビューティフル・マインド」途中までスパイ映画だと思ってた…!
まったくあらすじやらなんやらを知らずに見ました。知っていたのはラッセルクロウが主人公であるということと、天才数学者が主人公であるということ。
謎のハットを被った男、パーチャーにスカウトされるような形で極秘任務に入れられて、腕にチップ入れられたとき、私の胸は高鳴った。
お!これもしかしてスパイ映画?!天才数学者だから利用されちゃう感じ?!大丈夫かなぁ〜〜〜〜わくわく!
大学でアリシアと出会っい結婚してもハイプレッシャーな任務は続き……
ついに敵ロシアからの追跡!カーチェイス!
カーチェイス!大好物!カーチェイスッ!!
ここのシーンが大好き!!音楽もたまらないです!
ここのシーンと、この音楽が、国防というミッションに飲み込まれた彼の人生の悲しみを感じさせるなぁ〜〜とか思ってたら…
これからの任務と私生活はどうなっちゃうのかな〜〜とか思ってたら…
違った…。
すべて妄想…
統合失調症の話なのかい!!シャッターアイランド系かい!!
割とギリギリまで、いや妄想ではない!周りが騙しているのだ!と主人公側にどっぷり感情移入しちゃって、アリシアに妄想なのよ!!って言われて私もハッッなんだと!とショックを受けてしまった。
そうと気づけばあのカーチェイスの音楽も、そーゆーことかぁぁぁ納得の切なさである。。。
物語はジョンナッシュの功績が讃えられ、ノーベル賞受賞という輝かしい形で終わるので、闘病の辛さ、家族の苦悩が報われたようで、安心することができるけど、世の中にはそんな大きな功績を残すわけではなく闘病している人の方がうんと多くて。。
映画を見終わった後に、この病気について調べて、恥ずかしながら今更知ったことも多かったです。
何ができるわけじゃないけど、理解してもらうことは、当事者にとって少しは救いになると思うから、こうゆう映画が多くの人にその機会を与えることは価値あることだね。