「バッファロー '66」レイラを大切にしなかったら許さん!
あーーーーーーおもしろかったぁぁあ〜〜!!楽しめたーーーーー!!!昨日見たけどまた見たい!!!!
なんだかおしゃれそうな映画として認識していて、おしゃれそうだから見たいな〜と思ってたけど見てなかった映画。
実際見てみて、まぁオシャンティ!
というか独特の映画の雰囲気が癖になるね。固定カメラとか音楽のせいかなぁ。
■バッファローの呪縛に苦悩するダメ男
アメフト、バッファロービルズの熱狂的なファンの母親は、息子を産んだときに優勝を見逃したと文句を言ったり、息子のチョコレートアレルギーを完全に忘れていたり、なんとも痛い母親。
父親は初対面の美少女にもつい怒鳴ってしまい、その後すぐ謝るという超短気っぷり。
その遺伝子を受け継いだビリーもまた短気でキレやすく、バッファローに大金かけて人生を棒に振るダメ男くん。
トイレ行きたくてイライラしてキレて犯罪まがいのことするし、友人にもひどい言葉を浴びせる。
誘拐した少女に妻のフリさせて、親の前で自分を嘘で取り繕おうとするも、いざ家に入ろうとすると具合が悪くなっちゃうこじらせ系ダメンズ。
■そしてこのぽちゃかわ天使
めっちゃかわいいいいい。このぽちゃ感!ブロンドヘアー!愛らしいお顔!
とくにこのダンスのシーン、愛らしすぎる・・・。
タップの音が入るけど、その音の通りにちゃんとステップできるとは思えないなんともいえない素人感が、レイラがダンスに夢を見ているのを感じさせて、とても愛しい気持ちになりますねぇ。
■ダメ男を好きになる女
世の中、ダメ男ばかり好きになる人っているよね。なんでかね。ダメなとこばっかりだけど、潜んでるその人の優しさとか才能とかに惹かれるのかしら。
レイラはこの1日でビリーを愛するようになっていくんだけど、よくこんなんで好きになるよなぁ、というのがわたしの感想なんだけど、だからこそ、レイラが超聖母に感じました。
■子が親を想う
両親にとらわれているビリー。改めて、子供にとって親というのは、自分を認めてもらいたい存在。どんな毒親であろうと、そう思ってしまうのが子供なのかなぁ。
意を決してスコットを殺そうとしにいくときに、何があってもどうせ相変わらずな両親を想像して呪縛からハッと逃れられたのは、レイラが自分を待ってくれているからかな。
■ラストシーン
最高!
ほっこりした幸福感に包まれました。よかったなビリー!まじで大切にしろよ!!